老い科学研究所 認知症編
第4章認知症ケアの基本は「尊厳の保持」
認知症は、ご本人にも
ご家族にも影響を与えます
認知症は、ご本人だけでなく、支えるご家族にも大きな影響を与えます。まずは、それぞれに何が起きているのかを知ることが、よりよいケアへの第一歩です。
ご本人に起きていること
記憶障害の進行→不安・焦り→行動の変化(徘徊など)
ご家族に起きがちなこと
知識や理解の不足→気づきの遅れ・受け入れの難しさ→不適切な関わり
大切にしている3つの視点
だからこそ、認知症ケアの基本は、
ご本人の「尊厳を守ること」にあります。
私たちは、次の3つの視点を大切にしています。
心のケア
生活や行動全般が対象。ご本人のペースに合わせて関わります。
体のケア
食事・入浴・排泄などが対象。一定の生活リズムを大切にします。
関係性の重視
なじみの人間関係、なじみの住まいを大切にします。
ケアを支える2つの考え方
- 継続性と専門性
- 状態の変化に合わせた専門的なケアと、医療との適時・適切な連携
- 権利擁護
- ご自身の思いを伝えにくいご本人に代わって、その意思を代弁すること