介護現場の生産性向上運用レポート

老い科学研究所 伴走型モデル事業所
介護現場の生産性向上
運用レポート

当施設は、令和8年度「ふくい介護テクノロジー・業務改善支援センター」が募集した、
生産性向上および経営改善等に関する伴走型モデル事業所に選定されました。

これは、介護テクノロジーを導入活用し、介護職員の負担軽減を図り、
介護現場の働く環境や魅力を高め、介護人材確保の促進やサービス、
ケアの質を今まで以上に向上させるための取組みです。

当ページでは、取組み内容や成果をご報告いたします。

モデル事業所として目指す姿

現在54床の特定施設において、次の4システムを連携させています。

  • ベッドセンサー
  • 見守りカメラ
  • 新型ナースコール
  • aams

目指すは、『介護生産性向上の先進運用パッケージ』の確立です。
単一機器の点在ではなく、システム連携によって
「データと映像による事前判断型オペレーション」を構築します。
上記連動システムの導入により、
「身体的・精神的負担が少なく、外国人スタッフも安心して働けるワークスタイル」を確立します。

この成功プロセス(センサーログに基づく効果測定や運用マニュアル)を
内外の事業者へ広く公開することで、
介護生産性向上を牽引するモデル事業所としての役割を担います。

システム連動による業務効率化
成果レポート

随時、更新します

数値目標(KPI)

※横スクロールで確認できます。

項目 目標値 測定方法 測定タイミング
訪室回数 不要訪室70%減
全体30%減
ナースコール・センサーの訪室ログを月次集計 導入前1ヶ月と導入後3・6ヶ月で比較
時間短縮 1日あたり計4時間(1シフトあたり2時間)削減 巡回・状況確認に要する時間を比較 導入前後で夜間業務のタイムスタディを実施
仮眠時間 連続2時間確保 休憩記録簿/タイムスタディ 同上
腰痛負担 アンケートスコア60%改善 導入前後で同一の腰痛・身体負担アンケート実施 導入前と導入後6ヶ月
入居者対話時間 1日15分増 ケア記録の対話時間入力欄を集計 月次
夜勤習得期間 12ヶ月→2ヶ月に短縮 OJT習熟チェックリストの達成日 実習生ごとに記録
全体離職率目標 介護職員全体9.0%以下(勤務体制不満による離職4名から2名) 離職理由記録(既存の離職者分析様式) 通期

職員の負担軽減に関する具体的な成果を、事例として公開します。

  • システム連携の機序
  • オペレーションの変革

導入効果

01

職員のモチベーション

金額面での効果だけではありません。最新の機器を導入することによる、仕事への意欲・やる気・心理面・将来への展望など、金額では表しきれない効果があります。

02

物理的な面だけでなく、
心理面の豊かさを実感

フレイル予防で「健康寿命をのばす」をテーマに運営する当ホームでは、介護職員も入居者の皆さまと笑い、語らい、感動のある日々を過ごします。

03

離職防止など、
中長期的なコスト面の効果

仮眠時間の設定・訪室回数の削減・入居者との直接的な対話時間の増加、離職防止など、コスト面で中長期的な削減が見込まれます。そこから生まれる費用は、職員への還元や、入居者へのイベント開催などで還元します。

ケアマネジャーや
連携機関への情報発信

居宅介護支援事業所や医療機関に対し、定期的に発行している施設広報誌「ハイツの森」を通じ、
「見守りベッドセンサー・aams×見守りカメラ×ナースコール」の4連動による
最先端のインフラ導入事例を報告します。

安全性の向上と科学的介護の実践を可視化し伝えることで、
地域のケアマネジャーが安心してご利用者を紹介できる、
先進的な連携体制を構築・周知します。

個々のシステムがどう連携し、ワンオペ夜勤の負担をどれだけ下げるかを
リアルに体感してもらうことで、介護テクノロジーに対する心理的ハードルを下げ、
導入を後押しします。