身体を鍛える!「脳」も鍛える?

介護のマメ知識

認知症に関する投稿はこれで5回目となりました。

突然ですが、自分自身がちょっとしたミスをしたり、忘れ物をしたりしたときに皆様は何とおっしゃいますか?

高齢者に限ったことではないですが、よく耳にするのは「最近ボケてきたな~」ではないでしょうか。「ボケ=認知症」という意味合いで言われていることが多いと思います。

こんな言葉を口にした方には「本当にボケたら、そんな風に言うこともできませんよ」と声掛けし、悲観的にならないよう、冗談を交えながら笑い飛ばすのが得策。

「ボケてきた」と話せるということは、「ボケてきた」と自覚している証拠。本人の気持ちひとつで何とでもなる段階です。体操を行うなど身体を動かすことと同様に、積極的に考える、いわゆる「頭をつかう」ことを続けていれば、衰えるスピードを緩やかにすることができます。

では、具体的に「頭をつかう」には、どのような方法があるでしょうか。身体のトレーニングには「ラジオ体操」「ウォーキング」など思いつくことが多くあると思います。脳のトレーニングは主に「段取り」について考える事が重要だと言われています。トレーニングのヒントを紹介します。

 

買い物を例に考えてみます。買い物の目的は、必要な物や欲しい物を自分自身の物にする事ですね。

ネット通販などは除いた場合、買い物という目的を達成するには、まず何が必要ですか?

物を買うための「金銭」が必要です。「金銭」の用意が出来た次は?

欲しい物が売っているお店に行く必要があります。お店に到着して、次に行う事は?

お目当ての品物を探すという行動が必要です。お目当ての品物を見つけたら?

お店に支払いを行う必要があります。支払いが終わった後は?

欲しかった物を手にして、気持ちが豊かになったことを実感してください。

 

買い物という行為だけでも様々な「段取り」があることご理解頂けたでしょうか。もっと細かく言えば「金銭はどうやって用意するの?」「お店に行く手段は?」「お目当ての品物が見つからなかった場合は?」など、状況に応じて様々な「段取り」を考える必要があります。

脳のトレーニングは常に行われています。買い物が億劫になり、他人に依頼ばかりしていたら、トレーニングの機会は奪われます。この場合、すべてを依頼するのではなく、「お店に行く事だけ手伝ってほしい」「品物が売っている場所だけを教えてほしい」などできない事だけをお願いする事が重要だと思います。

では最後に。「食事をする」ために必要な「段取り」は?

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