『わからないことは「わかっている」』、ということをわかってください

介護のマメ知識

突然ですが皆さま、脳鍛えていますか?前回は脳のトレーニングについてご提案させていただきました。

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食欲の秋、読書の秋、運動の秋、そして脳トレの秋!「考える」ことを面倒に思わず、脳をフル回転させてください。

 

「考える」といえば、認知症と診断された方はどのような考えを持っておられるか、考えてみたことありますか?

「いつも変なことばかり言っているし、どうせ何も考えてないんでしょ?」と思ったあなた、大きな大きな間違いです。認知症の方も立派な「考え」をお持ちです。「考え」と共に、様々な「想い」も持っておられます。

では、どのような「考え」や「想い」をお持ちだと思いますか?

 

わからないことは「わかっている」

 

認知症であってもプライドが無くなるわけではありません。認知症の方は「自分は理解できない状態であること」が相手に伝わり知られることを嫌います。そのため、なんとかその場を繕おうと行動します。しかしその行動は、病気によって正しく判断する能力が低下していることもあり、周りからみるとその場面にそぐわない「???」な行動に見えてしまします

さらに、このことを周りが指摘すると「自分は間違っていない」と感情的になり、ますます正しい判断ができず、「???」な行動がエスカレートすることになります。

 

わからない、ということに気付いたとき、大概の方は不安になると思います。「脳の病気」を患っており、理解力や判断力が低下している認知症の方は尚更のことだと思いませんか?

 

では最後に。昼寝から目覚めて朝ごはんを要求する、自宅に居ながら家に帰ると騒ぐ。このような症状がみられる認知症と診断された方が、ある日突然、目に涙をためながら強い口調で言い放った言葉が『わからないことは「わかっている」』です。

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