『忘れる』ことにも種類があります

介護のマメ知識

よく行くお気に入りの店で、よく買う商品を注文した時のこと。

初めて見る店員さんが対応してくれたのですが、いつになっても注文した品物が来ない状況。念のため別の店員さんに確認をお願いしたところ「注文は入ってないですよ」とのこと。事情を説明すると、早急に注文を入れてくれました。

最初に対応してくれた店員さんが、つい注文することを忘れてしまったようです。「先輩に言われて注文を受けたことを思い出しました。本当にすみません」と、丁寧に謝りに来られ、その後無事に商品を受け取ることが出来ました。

 

余談はさておき、前回に引き続き『認知症』について。(前回の記事はこちら←クリックorタップ)

今朝は何を食べましたか?

昨日の夜はどんなテレビ番組を観ましたか??

一昨日は誰とどのような会話をしましたか???

これらの問いに対し、すべてを完璧に思い出せる場合もあれば、「う~ん、う~ん・・・」と、うろ覚えになっている場合もあるでしょう。

認知症の簡易テストの中に「遅延再生」に関するものがあります。ある言葉をいくつか記憶してもらい、全く関係のない別の会話をしばらく行った後で「先ほど覚えてもらった言葉は何でしたか?」と聞くテストです。この時に相手から聞かれる答えには、大きく2種類に分けられます。

一つ目は「え~っと、え~っと・・・」と、必死に思い出そうとする場合。すぐに思い出せる人や、しばらく考えたが結局思い出せず答えられない人など、様々見られます。これはズバリ年相応の『忘れる』です。思い出せなくてもいいんです。テストを行った事実を記憶しており、がんばって思い出そうとする能力があれば年相応の『忘れる』です。

二つ目は「えっ、あっ、あ~、ははは・・・」と、少々ごまかすような素振りを見せる場合。すぐに適当な答えを言う人や、別の話を始める人、素直にわからないと言う人など、二つ目の場合も様々見られます。こちらが主に認知症の『忘れる』です。テストを行ったこと自体を覚えていない、という状態。少し前のことでも思い出そうともせず、考えることをすぐにやめてしまう場合も、認知症の『忘れる』に近づいているかもしれませんよ。

身体を鍛えるには、ウォーキングやラジオ体操などがありますよね。しかし、継続しないと衰えてしまいます。

同様に、頭も鍛えないと衰えます。衰えないようにするには「積極的に考えることを行う」ことも一つの方法です。今日は何を食べようかな?明日はどこに行こうかな?などと今後の計画を立てたり、昨日の〇〇は良かったな~、と過去を振り返ることもよいでしょう。

 

では最後に。この記事の冒頭にあった余談は、どのような内容でしたか?

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